《委員会レポート&今月のイベント》イベント「加害者家族の視点から死刑制度を考える」について

死刑制度廃止検討委員会
委員長 堀 和幸

 去る2月21日、「加害者家族の視点から死刑制度を考える」と題するシンポジウムを開催した。
 前半は「それでも私は…Though I am his Daughter」という映画を上演した。これは、長塚洋監督が、オウム真理教の教祖として、地下鉄サリン事件等の首謀者として有罪判決を受け、2018年7月に死刑を執行された松本智津夫氏の三女麗華(りか)さんの日常を6年間に亘って記録し続けたドキュメンタリー映画である。そこでは、麗華さんが加害者の三女という理由だけで大学への入学や外国への入国が拒否される等、様々な差別を受けてきたこと、その様な困難の中でも、懸命に抜いてきたこと等が描かれている。
 後半は、麗華さん、長塚監督、映画にも登場した当会の安西敦弁護士の3人によるトークショーを行い、それぞれの死刑制度に対する思い等を語っていただいた。
 数日前にイベントに関連する記事が新聞報道されたこともあり、当日は我々の予想を大きく上回る180名の参加者があったが、この様に多くの市民が参加されたということは、市民の死刑制度に対する関心の高さを物語っているともいえる。
 今後も、より多くの市民が、より深く死刑制度について考え、議論できるように、死刑に関連する素材、情報を提供していきたいと思う。

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