会務NEWS Vol.652
子どもの権利委員会
委員 中村 太貴
去る2月20日、京都弁護士会会館にて、岡田圭太会員(76期)を発表者として付添人ケース研究会を行いました。
付添人ケース研究会では、発表者の先生が経験された様々な付添人活動をケースとして紹介していただき、その活動内容や保護処分の内容について、出席者の方からざっくばらんに質疑や意見交換をしていただき、付添人活動についての理解を深めることを目標として行っています。今回は会員と修習生以外に参加者はおられませんでしたが、本研究会では、弁護士のみならず、裁判官や家裁調査官、法務教官、少年鑑別所職員など少年事件に関わる多様な立場の方についても参加を呼び掛けており、活発な議論を目指しています。
今年度2回目となる本研究会の今回のテーマは「初めての付添人活動」ということで、岡田会員が初めて経験された付添人活動のケースをご紹介いただきました。
「初めての付添人活動」というテーマのとおり、上手くいったこともあれば、思い返せばあまり有効な活動ではなかったかもしれないということもあるかと思いますが、岡田会員には包み隠すことなく自分の付添人活動を詳細に共有いただきまして、若手の先生からベテランの先生まで様々な年代の先生方の意見交換がなされたことで、非常に充実した研究会になっていたかと思います。
特に今回は、少年事件の大きなポイントでもある少年との面談の方法にも着目されるケース発表となりました。岡田会員はその明るいキャラクターを活かして、ときに談笑を交えつつも、少年に対して非行事実について質疑応答を重ねる中で、少年の内省を深めようと努力された様子が非常に印象的でした。
少年との面談方法は、担当された付添人の信念やキャラクター、また少年の個性により様々な工夫が凝らされるところかと思います。普段はなかなか知ることのできない、他の付添人の面談手法についても議論ができるのもケース研究の醍醐味かと思います。
今後も、付添人ケース研究会は、定期的な開催を目指しておりますので、付添人活動に興味のある会員の皆様には、ご経験を問わず是非とも参加していただきたいと思います。