会務NEWS Vol.651
消費者保護委員会
副委員長 森貞 涼介
消費者保護委員会(情報通信・公正取引部会)では、この度、新入会員を主な対象とした研修会を、2026年1月20日(火)に実施いたしました。
近年、インターネット取引は消費者の生活に浸透していますが、同時に消費者被害経験の約半数をネット取引が占めるなど、トラブルも急増しています。特に情報商材被害等は、決済手段の複雑さや匿名性から救済が難しく、専門的な知識が不可欠です。
本研修では、小山田桃々子弁護士が「情報商材事件対応」をテーマに講師を務めました。講義では、複雑なクレジットカード決済の仕組み(イシュア、アクワイアラ、決済代行業者等の関係)を整理した上で、チャージバック要請や割賦販売法に基づく「抗弁の接続」、決済代行業者への責任追及といった具体的な救済手法について、解説しております。また、実際の解決事例として、口座凍結や訴訟・差押えを通じて全額回収に至った実例等も共有されました。
当日は多数の参加があり、基礎知識から実践的な回収ノウハウまでを網羅した充実した研修となりました。本研修の動画は、会員専用ページにアップロードされておりますので、当日参加できなかった会員の皆様も、ぜひ実務にお役立てください。