会務NEWS Vol.655
民暴・非弁取締委員会
委員長 赤尾 啓太
去る5月15日、城山ホテル鹿児島と宝山ホールにて、第98回民事介入暴力対策鹿児島大会が開催されました。午前の協議会では、「組長訴訟に向けての関係機関の連携と課題」をテーマに発表がありました。抗争事件や特殊詐欺等による被害の回復につき、実効性確保のためにも、被害を生じさせた組織の代表者である暴力団組長らに対し組長責任訴訟(暴対法31条)を提訴することがあります。協議会では、組長責任訴訟を成功に導くための、資料収集、刑事事件進行中など各段階における捜査機関等との連携について、研究報告やパネルディスカッションにより実践的かつ多面的な発表がなされました。すぐに実務に役立つ情報が満載の、充実の発表にて、多くの学びがありました。午後には大会が開催され、福岡県警少年課時代から少年の非行防止等に取り組んでおられる安永智美様の特別講演等が行われました。同講演では、入口暴排をテーマに、「救えたはずの子供たちから託された願い」というサブタイトルにて、安永様が携わられた壮絶な案件の数々をお話いただきました。少年の非行や、反社会的勢力との関わり合いの背景には、深刻な家庭環境等の問題が潜んでいること、どのような過酷な状況に直面しても「許す、信じる、待つ」ということを実践されて少年の更生や非行防止に取り組んで来られたことなど、強く、重く心に響くお話でした。夜にはホテル会場にて大規模な懇親会があり、元ちとせさんのミニコンサートなど盛りだくさんの内容でした。全国の民暴関係者から活動状況などを伺い、懇親・情報交換のため大変貴重な機会となりました。