《委員会レポート&今月のイベント》「刑事弁護基礎研修捜査弁護編」

会員 寺尾 拓磨

 去る4月20日、京都弁護士会会館地下大ホールにおいて本会刑事委員会副委員長の八木康介会員による講師のもと、新入会員向けに「刑事弁護基礎研修 捜査弁護編」が開催されました。
 当日は、八木会員に指名された参加者が設問に答えていくいわゆるソクラテスメゾットの形で研修が進められました。
 50問の設例を通じて、警察への在監確認から始まる接見手続の要領、初回接見時に持参すべき物や聞くべきことといった実務の基本が確認されました。さらに、接見時のパソコン使用や写真撮影を巡る施設管理権と弁護権の優劣、勾留請求を阻止するための検察官・裁判官への具体的な働きかけ、接見禁止に対する対応、迅速な準抗告申立てなど、現場での実践的な捜査弁護活動について解説がされました。また、被疑者からの依頼にどの程度対応すべきか、対応するとした場合、どのような点に注意すべきかなどの弁護士倫理にまつわる問題に加え、被害感情に配慮した示談書作成の際の工夫や宥恕文言の留意点といった示談実務のノウハウについても解説がなされました。
 研修では、適宜のタイミングで質疑応答が交わされ、設問への理解を一段と深める大変充実した内容となりました。本研修で得られた数々の実践的な知見を、これから迎える今後の弁護活動のなかでしっかりと体現できるよう、一層の研鑽を積んでまいります。

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