《委員会レポート&今月のイベント》「 2026 リーガル女子 in 関西」のご報告

男女共同参画推進本部
委員 中村 映利子

  1.  7月25日土曜日、男女共同参画推進本部の企画として、「2026 リーガル女子 in 関西」を開催しました。本企画は、「法曹界の女性割合増」を目指し、近畿弁護士連合会内の各弁護士会において、平成29年から開催されているイベントです。
     将来の法曹志願者を開拓するには、これから進路を決める世代である中高生に働きかける必要があります。そこで、女子中高生をメインターゲットとして、法曹界をもっと身近に感じ、進路選択の1つとしてもらえるよう、若手女性法曹と直接触れ合う機会を提供しています。本年も定員40名に到達する申込を頂き、保護者も含めれば60名超の来場者がありました。
  2.  イベントは二部構成です。
     第一部では、法曹資格取得の過程について説明を行いました。現在、法科大学院や予備試験など様々なルートがありますので、日本弁護士連合会作成の動画を用いて、わかりやすく説明しました。
     続いて、若手の女性裁判官、検察官、弁護士各1名にご登壇頂き、日々の仕事内容や、生活スタイルなどをパネル形式でお話し頂きました。比較的プライベート寄りのお話をお願いし、参加した中高生に、身近な存在と感じてもらえるよう進行しました。
     第二部では、参加者が6~7名のグループに分かれ、各グループに、若手女性法曹三者が順次訪問し、直接お話しできる座談会を実施しました。中学1年生からは、「弁護士と検察官は普段から仲が悪いのですか?」等の質問があり、高校3年生からは、「家庭との両立はできますか?」等の質問があり、それぞれの年代の関心に応じて、多様な質問がなされ、どのグループも盛況となりました。終了後のアンケートでは、「もっと話をする時間をとってほしかった」という声も多数見られました。
  3.  その他、アンケート回答の中には、「ふんわりと進路を考えていましたが、今日を通して気持ちが強くなりました。勉強頑張ります!」という感想や、「仕事の内容を直接聞くことで、憧れを持ちました」、「(法曹三者は)男性のイメージがあったので、女性のお話を聞けたのがとても新鮮でした。自分もこんな風になりたい!と思いました」など、嬉しい感想が多数ありました。
     さて、「2030」(2020年までに社会のあらゆる分野で指導的地位に女性が占める割合が、30%になる)という政府目標が頓挫し、今年で6年になります。現在「3030」が掲げられているところですが、法曹界における女性割合は未だ3割に満たない状況です。社会全体の女性の権利や地位を高めるには、法曹界の女性割合の増加は急務です。
     本企画によって、未来を担う女性の心に、法曹界に向かう光を一つ灯せたのであれば、嬉しい限りです。来年以降も本企画は実施予定ですので、会員の皆様にお知り合いの女子中高生の方がいらっしゃいましたら、ぜひご案内頂けますと幸いです。

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