会務NEWS Vol.653
高齢者・障害者支援センター運営委員会
委員 谷 文彰
1 研修の趣旨─動画、あります!
2026年3月9日(月)、高障センター主催の研修「専門職後見人として知っておくべき介護保険制度の基礎」が開催されました。
専門職後見人として介護保険制度に関する知識は必須といってもいいかもしれません。そこで、単語としては知っているけど制度の全体像は・・・という方にも、介護保険料の滞納があるんだけどどうすればいいんだろうと悩まれている方にも、もちろん後見事件を担当しているすべての方にも、京都市で介護保険の担当をしておられる方々に基本的なことからお話しをいただき、学ぶための研修を企画しました。それが標記研修です。
ご講演は、京都市保健福祉局健康長寿のまち・京都推進室 介護ケア推進課(介護認定給付事務センター)の方よりいただきました。概要は以下のとおりです。会員専用ページに動画もアップされておりますので、ぜひご覧ください。
2 研修の内容
介護保険制度の基本的な考え方は①自立支援、②利用者本位、③社会保険方式。所得に応じて1~3割負担となっており、残りは介護報酬として京都市から支払われる(財源は保険料+公費)。
サービス利用の流れは申請→訪問調査→かかりつけ医の意見書→判定→認定というものであり、原則として申請から30日以内となっている。そうして策定されるサービス計画に則って契約を締結し、サービスを利用することになる。
保険料は基本的には特別徴収。金額は本人の所得に応じて決まっている。保険料を滞納すると、その期間に応じ、一旦自己負担となったり自己負担割合が引き上げられたりする。実際のサービス利用にあたっても1~3割を自己負担することになる。利用限度額あり。介護保険負担割合証が必要。理美容代や娯楽費などは全額自己負担。利用者負担軽減の仕組みがあり、基本的に申請が必要。
サービスには居宅系と施設・居住系とがある。前者は訪問系(訪問介護、訪問看護、訪問リハビリなど)、通所系(通所介護、通所リハビリなど)、短期滞在系(ショートステイなど)に分けられ、「通い」「訪問」「泊り」を組み合わせたものが小規模多機能など。後者は居住系(グループホームなど)と入所系(特養、老健、介護医療院など)に分けられる。このほかに福祉用具の貸与や購入費の支給、住宅改修費の支給などがある。